Dは「いやーダメだよ、軽なんて乗らないでちゃんとした車に乗らないと」って、
私にことあるごとに言ってくる。
Dは車が好きで、飲み会の時はいつも車の話。
乗ってる車は高級車だし、カスタムにもめっちゃ金をかけてるらしい。
その反面、私は車に興味がない。
かっこいいなとか少し思うことはあるけど、何百万も払うほどの価値は感じない。
移動できればそれでいい。
私は社用車管理を任命された年があった。
業務内容的には車検、定期点検、清掃、タイヤ交換、消耗品補充とか。
まあ、自分の車でも点検は出してるし、
節約のために、タイヤ交換も父親の工具を借りて自分でやってた。
そんなに難しいことはないかなと思ってた。
社用車は全部で5台ある。一人では時間内に終わらない。
タイヤ交換をDに手伝ってもらおうことにした。
そこでビックリ。
Dはタイヤ交換の仕方を知らない。
空気圧も前輪2.1なのに勝手に2.5まで入れてた。
なんで2.5にしたか聞いたら、「なんかそのくらいかなって思った」とか言ってた。
私は恐怖を覚えながらも、やり方を教えて手伝ってもらった。
別の日、社用車の車検の見積もりで何点か修理箇所があった。
車屋から、修理するかパーツ交換するか聞かれたが私は判断し兼ねた。
私はパーツの名前をその時初めて聞いたレベルで何も分からなかった。
同じ同じ部署で車好きを謳うDに相談してみた。
Dは何も分からなかった。
え。普段あれだけクルマクルマ言ってるのに結局何もできないの?(笑)
大金払ってかっこいい車買ってそれを自慢してるだけ?
結局、大した知識も技術もない。
贅沢して高い車買って、それだけのことでマウント取ってたの。
給料帯も俺と一緒で、別に金持ち自慢にもならないし。
お前しょうもないな。
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